ハーレーに標準装備されているバッテリーは、メンテナンスフリーなので、液面を確認して蒸留水を足すという作業は不要になり、メンテナンスのために時間を取られることはあまりありません。しかし、ハーレーは振動が大きいので、端子のボルトを締めなおす作業は、点検の際には必須になります。端子のボルトが緩んでいることで、トラブルの原因になるということも多々あります。
ハーレーのような大排気量エンジンは、エンジンをかける際に大量の電力が必要です。ですから、少しでもバッテリーが弱っていると、なかなかエンジンがかかってくれません。特に、冬場などは注意が必要です。日頃からきちんと点検していると、電気系統のトラブルも防ぐこともできますし、電気系統を長持ちさせることが出来るます。
電気系統にトラブルが発生し、修理するとなると、修理代も跳ね上がってしまいます。点検を怠っていると、乗れなくなってしまうだけではなく、ハーレー自体を壊してしまうことになります。近年では、システムは旧式でありながらも、シールドを採用することにより、トラブルはずいぶん少なくなりましたが、大切な愛車にいつまでも乗り続けたいと思うなら、メンテナンスは重要です。